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医療関係者の皆様へ

教室紹介

教室の目標

外科医は ”Surgical artist” であり、”Surgical scientist” でなければならない。

『臨床』、『研究』、『教育』の各分野における”経験”を重視した、
疾患別グループによる積極的な研究活動を行います。

臨床、研究、教育の経験

  • 臨床
    高度な手術手技
    先進医療
    手技の工夫
  • 研究
    発癌のメカニズム
    癌の発育・進展
    効果的治療の確立
  • 教育
    人間性の涵養
    知識の運用(問題解決型)
    手技のトレーニング

教室の取り組み

消化器外科医を目指す若人のための鏡視下手術トレーニングを行っています。(学生対象)

今や日本での鏡視下手術の症例は伸び続けており、今から消化器外科医を目指す皆さんには必須手技になることが予想されます。 そこで、当科では消化器外科医を目指す若人にいち早く、手術の難しさ、楽しさを実感していただくために、鏡視下手術のトレーニングを行っています。腹腔鏡下手術トレーニングシミュレータを用いた鏡視下手術の基本鉗子操作の習得や腹腔鏡下胆嚢摘出術の疑似体験、さらにはドライボックスを用いた結紮縫合手技の習得を通じて、外科医としての達成感、充実感をいち早く体験していただいています。2日間の集中トレーニングを行い、最終日にはトレーニング修了書を授与しています。

  • 取り組み様子1
  • 取り組み様子2
  • 取り組み様子3

後期研修医を対象とした手術トレーニングも行います。

  • 取り組み様子4
  • 取り組み様子5
国内・海外留学
教室員には海外・国内留学を積極的に勧め、国際社会の中での日本の位置づけを意識させながら、研究・教育に取り組んでいます。今年度も多くの医局員が海外留学する予定です。
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留学生レポート

ご挨拶

2016年4月14日、16日、丁度日本外科学会会期中に、2度にわたり発生した震度7の熊本地震から早や2年が経過しました。4万人近くの住民が今も仮設住宅などで避難生活を送るなど、地震の爪痕は未だに熊本に大きな影を落としています。熊本県民の心の拠り所である熊本城の倒壊は、これまで先人達が積み上げてきた輝かしい歴史と伝統に対する喪失感だけでなく、未来に対する暗澹たる思いを私達に抱かせています。現在も熊本城には立ち入ることができませんが、最上階の瓦ぶきが最近ようやく終了し、新たなしゃちほこが設置され、創造的復興を目指す県民に力を与えてくれています。熊本大学医学部付属病院や臨床研究棟、研究施設の被害も大きく、一時臨床、教育、研究が停滞する事態となりましたが、全国の皆様方からの温かいご支援により、比較的早く復旧することができました。この場を借りて改めて皆様のご厚情に感謝申し上げます。

さて、今年の平昌オリンピックで、今大会、日本勢は金4、銀5、銅4の計13個のメダルを獲得し、冬季では1998年の長野大会の10個を超えて1大会最多となりました。 特に、羽生結弦選手は直前の怪我で一時は選手生命まで危ぶまれたのですが、筆舌に尽くし難い努力、超人的な回復力で、見事金メダルを獲得し、オリンピック二連覇の偉業を成し遂げました。スピードスケートの団体追い抜き・パシュートでは、個人個人のタイムで、オランダチームのメンバーに勝るのはエースの高木美帆選手のみであったのですが、高い目標設定と分析力、チームワークと練習、決してあきらめない強い精神力で、「一糸乱れぬ隊列」、「高速の先頭交代」を実現させ、歴史的快挙となる金メダルを獲得しました。また、オランダ留学で飛躍し金メダルを獲得した小平奈緒選手、プレッシャーを乗り越え銀メダルを獲得した髙梨沙羅選手、強いチームワークで銅メダルの快挙を成し遂げた女子カーリング、等などその活躍ぶりは枚挙にいとまがなく、2020年東京オリンピックに向けて大きな弾みとなりました。

最近の国際情勢には目が離せないものがあります。北朝鮮を中心に韓国、中国、米国との関係が急激に変わりつつあります。また一方、イスラエルのアメリカ大使館のエルサレム移転により、一気に中東情勢の雲ゆきが怪しくなってきました。アメリカのトランプ大統領を筆頭に自国の利益のみを追求する姿勢からは世界平和の実現は難しいものがあると感じる昨今です。

今年、熊本大学消化器外科は開講14年目を迎えました。診療面では、更なる内視鏡下手術の導入による低侵襲化や臓器温存を図りQOLの向上を目指しています。また、今春から内視鏡手術支援ロボット「da Vinci Surgical System」を使う手術、いわゆるダヴィンチ手術の保険適用が食道癌、胃癌、直腸癌にも拡大されましたので、当科でも順次導入する予定にしています。一方、切除不能症例に対しては、個々の症例に応じて最適な治療を選択しながら集学的治療を行い、少しでも可能性があれば化学療法後に手術をするconversion surgeryで外科手術の限界に挑んでいます。また、治験・臨床試験によるエビデンスの創出を積極的に行っております。診療全体を通じて、常に個々の患者さんの心に寄り添い、治療の効果だけに目を奪われることなく全人的医療の提供ができるよう配慮しています。研究面では、文科省科学研究費補助金を新規、継続合わせて約30件程獲得し、日々最新の研究に力を注いでいます。また、世界トップレベルの研究領域として発展させることを目的とした熊本大学「みらい研究推進事業」にも私達の研究課題が採択され、更なる研究の発展を目指しています。大学の使命として、臨床・研究の成果は遅滞なく英文論文として世界に向け発表するように努めています。これらの臨床・研究活動を通じて、医局員それぞれが各領域で日本をリードできる外科医を目指すとともに、教室として大きな力を発揮すべく日々研鑽を積んでおります。さらに、世界に目を向けて、現在は7名が世界の一流施設に海外留学し、日々熱心に研究生活に励んでいます。一方、海外からの留学生も中国、タンザニア、エジプト、ベトナム、オマーンなどから今年は10名受け入れる予定で、更なる国際共同研究の推進を図り、グローバル化を目指したいと考えております。教育面では、本年度から新専門医制度が開始され、熊本外科専門研修プログラムには12名の応募があり、そのうち6名が消化器外科へ入局してくれました。次世代の優秀な外科医を育成すべく、日々のカンファレンスやレクチャー、手技の練習、抄読会や学会発表などはもちろんのこと、何よりも「病む人の気持ちを」大切にする全人的教育を重視しています。

光陰矢の如しと言いますが、早いもので個人的には今年還暦を迎えることとなりました。さて、還暦を迎え、人生をどのように過ごすかを考えた時、これまでは目標に向かってわき目もふらずに全力疾走してきましたが、これからは周りの景色を楽しみ、気持ちの余裕をもって、若干スピードを落として走り続けたいと考えています。

教授職も残り6年弱(65歳の年度末までで定年なので)となりましたが、若手医師を指導する立場として、昔は、患者を第一優先して、長時間勤務、土日祝日もなく長い時間外労働し、家族は犠牲にして、低賃金(大学勤務の医師)でも愚痴ひとつ言わず、人一倍努力して研究業績を上げることを良しとして推奨してきましたが、今の若い世代の医師にこのような生き方を説いてもついてくる者は少なく、やはり国の進める働き方改革に合わせて、ワークライフバランスの取れる勤務形態・環境を提供するためにも効果的・効率的な職場環境を作って、若い医師に夢と希望を与え、彼らが将来飛躍できるよう、教育に力を入れて、うまく次の時代にバトンタッチしていきたいものだと考えています。

最後になりますが、昨年度は5月の第54回九州外科学会、9月の第42回日本大腸肛門病学会九州地方会・第33回九州ストーマリハビリテーション研究会、11月の第28回日本消化器癌発生学会総会・第9回国際消化器癌発生会議に際しましては、多大なるご高配を賜り、誠にありがとうございました。お陰をもちまして多数のご参加をいただき、盛会のうちに学会を終了することができました。これもひとえに、皆様の格別のご指導、ご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。熊本はまだまだ復興の途上ではありますが、熊本城の石垣を一つずつ積み重ねて行くように、教室員一丸となって日々、診療、研究、教育に邁進していきたいと思います。

先生方には今年も例年同様、ご指導、ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 平成30年6月

教授写真
熊本大学大学院生命科学研究部
消化器外科
教授馬場 秀夫

教室の歴史・沿革

熊本大学消化器外科学教室は、熊本大学の大学院大学への改組に伴って平成15年の4月1日に誕生しました。それまでは旧1外科、旧2外科、それぞれに伝統が育まれてきましたが、統合により外科の中では最も大きな教室になりました。

教室の歴史・沿革

教室の歴史・沿革

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