Newsお知らせ
研究紹介
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留学レポート2025④ がん研有明病院
がん研究会有明病院に国内留学をさせていただいております、森戸淳(2016年卒、胃外科)、前田裕斗(2016年卒、大腸外科)、中尾陽佑(2012年卒、肝胆膵外科)です。 森戸は今年で3年目となり、現在は胃外科のチーフレジデントとして全手術症例の術前マネジメントや他科との連携の窓口を任されています。また従来からの開腹、腹腔鏡手術に加え、ロボット手術の執刀の機会も与えられ、日々必死に頑張っております。前田と中尾はこの4月からお世話になっております。まだ新しい環境に慣れることに精一杯の日々ですが、スタッフや先輩レジデントの先生に日々ご指導をいただきながら、多くの手術に参加させていただき、確立されたがん研スタイルを学んでいます。今村先生(2002年卒、食道外科)はスタッフとして日々とても忙しくされており、多施設共同研究の責任者としても多くのプロジェクトに携わっておられます。また渡邊先生は消化器外科部長、副院長としてご活躍で、熊大メンバーのことをいつも気にかけてくださっています。全員が非常に貴重な経験をさせていただいております。少しでも多くの経験を熊本に還元できるよう、これからも頑張ってまいります。このような機会を与えていただき、岩槻教授をはじめ、医局、関連病院の先生方に心より感謝申し上げます。 2025年5月 文責 中尾陽佑
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留学レポート2025③ フランス・パリ Hôpital Paul Brousse
2025年4月より2年間、フランスのパリ郊外にあります Hôpital Paul Brousse, Université Paris Saclay のCentre Hépato-biliaireへの海外留学の機会をいただきました2015年卒の松本嵩史です。同施設は肝胆膵外科領域における世界有数のhigh volume centerであり、早速ですが複数の臨床研究プロジェクトに携わらせていただいておりまして、1報目を作成中です。また、今回留学先のボスであります、Prof. Adamのご高配にてUniversité Paris Saclay のChronotherapy, Cancers and Transplantation Research Unitに研究員として席を設けていただきまして、Prof. Leviのもとで肝細胞癌に関するCircadian rhythmと免疫チェックポイント阻害剤の薬効および生体モニタリングの前向き臨床試験のプロジェクトに参画させていただいております。さらにフランス国内最多である肝移植、膵移植に限らず、開腹、腹腔鏡、ロボットを含めた肝胆膵領域の多くの手術に参加することが可能で、非常に充実した時間を送らせていただいております。しっかりと確実に自分の成長の場となるように謙虚に努力を重ね、家族とともに留学生活を充実させつつ精進して参ります。このような機会を与えていただき、馬場教授、岩槻教授をはじめ、医局、関連病院の先生方に心より感謝申し上げます。
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留学レポート2025② がん研究会 がん研究所 発がん研究部(東京)
2025年3月よりがん研究会 がん研究所 発がん研究部 (PI: 石本 崇胤 先生・2001年卒)に留学しております、田尻 拓哉(2017年卒)です。石本先生は熊大消化器外科同門の先生であり、同研究室は2023年8月より熊大IRCMS 消化器がん生物学研究室から現在の発がん研究部に異動・発足しております。熊本時代からのメンバー中心に、他大学からも留学生が来ていたりと、アクティビティ高く、みんなが協力し合える環境であると感じることができています。石本研は腫瘍微小環境に注目したトランスレーショナルリサーチを行っている研究室であり、私は、これまで石本研が研究してこられたスキルス胃癌・がん関連線維芽細胞 (CAF) を軸とし、昨今の免疫療法に注目した研究を行わせていただいております。日々充実した毎日を過ごすことができており、良い成果を医局に還元できるよう今後も研鑽を積んでまいります。最後に、このような貴重な機会を与えていただいた、岩槻教授をはじめ消化器外科の皆様には心より感謝申し上げます。 石本ラボオリジナルHP: https://www.jfcr.or.jp/laboratory/department/carcinogenesis/www/index.html
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留学レポート2025① 九州大学別府病院
九州大学病院別府病院外科(三森研)に国内留学しております、大渕 昴(2017年卒)および大町 一樹(2018年卒)です。三森研では、九州大学第二外科の大学院生に加え、全国の大学からも大学院生を受け入れており、異なる医局に所属する同世代の外科医と交流できる貴重な環境が整っています。三森教授のご高配により、全国の基礎研究の先生方をご紹介いただき、共同研究を通じて新たな知見の獲得を目指し、日々研究に励んでおります。ここ別府の地で得た経験と学びを、将来熊本大学消化器外科教室に還元できるよう、引き続き精進してまいります。
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学位取得 2024年度
2024年度に以下の消化器外科の以下の先生方が医学博士の学位を取得されました。おめでとうございます。 ○ 原 淑大 先生(2015年卒) Presence of Fusobacterium nucleatum in relation to patient survival and an acidic environment in oesophagogastric junction and gastric cancers Br J Cancer 2024 ○ 松本 嵩史 先生(2015年卒) Integrated hepatic ferroptosis gene signature dictates pathogenic features of ferroptosis Prognostic impact of aspirin in patients with hepatocellular carcinoma after liver resection: propensity-score-matched analysis Int J Clin Oncol 2025 ○ 木下 翔太郎 先生(2015年卒) Real-world efficacy of radiomics vs. clinical predictors for microvascular invasion in patients with hepatocellular carcinoma: a large cohort Hepatol Res 2025, in press ○ 湯本 信成 先生(2016年卒) Host ANGPTL2 establishes an immunosuppressive tumor microenvironment and resistance to immune checkpoint therapy Cancer Sci 2024 ○ Xiyu Wu 先生(留学生・中国) BXW7 regulates the sensitivity of imatinib in gastrointestinal stromal tumors by targeting MCL1 Gastric Cancer 2024 YAP acts as an independent prognostic marker and regulates growth and metastasis of gastrointestinal stromal tumors via FBXW7-YAP pathway J Gastroenterol 2024
研究紹介 2025.02.23
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